kids-foodictionary

[ vol. 31 ] Dec 25.2025

幼児食Q&A
みんなの30の疑問にこたえます!【後編】

好き嫌いや遊び食べ、少食、偏食、おやつの与え方…挙げだしたら止まらない幼児食にまつわるお悩み。先月に続き幼児食インストラクターの視点と個人的な考え、先輩ママたちから聞いた解決策、わが家のエピソードなどを交えながらこたえるQ&Aの後編をお届けします!

幼児食Q&A みんなの30の疑問にこたえます!【後編】
Q16

毎日毎日毎日
幼児食をつくるのが面倒です⋯

Answer

1日2〜3食手づくり⋯面倒くさいですよね(笑)。薄味で、栄養バランスがよくて、子どもが食べやすいように小さくカットして⋯毎食きちんとつくるのは大変です。そういうときは市販のお惣菜を活用したり、たまには外食もアリです。市販のお惣菜は味が濃い傾向にあるので、付属のソースをかけないようにする、野菜をちょっと添えるなど工夫を。一番大切なのは、楽しく食卓を囲むこと。そのためには準備する側の大人の心の余裕も大事です。買ってきたお惣菜を食卓に並べたから⋯と言って罪悪感を持たないようにしてくださいね。

Q17

うどんやパンばかり食べたがります

Answer

子どもはなぜあんなに麺類やパンが好きなのでしょう? うどんのつるっとしたのど越しやパンのふわふわの食感、ほんのりした甘さが好きなのかもしれません。咀嚼力の低下や、糖質や塩分のとりすぎを防ぐという意味ではお米中心の食生活が望ましいですが、子どもが機嫌よく食べてくれくれるのであればうどんやパンも取り入れてよいと思います。たとえ1日3食麺パン類だったとしてもOK。ただし1週間単位でバランスをとれるように心がけましょう。うどん、パンはしっかり噛まずに飲み込んでしまうので、りんごなど積極的に噛む食材を添えるのがおすすめです。

Q18

アレルギーが気になる「そば」。
どうやって食べさせたらいいですか?

Answer

そばは1歳〜1歳半に食べさせはじめるのが目安なので離乳食期に試している人も多いと思いますが、アレルギー症状が強く出る食材なので、先延ばしにしているという声もよく聞きます。まずはゆでたそば1本からはじめて様子を見るのがおすすめ。それでも心配な場合はそばと一緒にゆでたうどんから試すのもいいかもしれません。そばアレルギーがあるとゆでた湯気やそばがらの枕でもアレルギー症状が出ることもあるようです。

Q19

2歳児のお手伝いにおすすめの料理は何ですか?

Answer

2歳ごろから指先が器用になり、作業の幅が広がります。きのこを手でほぐす、玉ねぎの皮をむく、お玉でスープをすくう、すり鉢でごまをする、トングで食べ物をはさむ、卵を溶くことなどができます。個人的におすすめしたいのがホットケーキづくり。卵を割る、牛乳を注ぐ、粉を混ぜる、お玉で生地をすくう⋯とさまざまな作業が詰まっています。こぼしたり汚したりするのは当たり前なので、大人の心と時間に余裕があるときにトライしてみてください。

Q20

料理のお手伝い、
包丁を使うのは何歳くらいから?

Answer

大人の話すことを理解でき、自分で「危険」を判断できる3歳くらいから包丁で食材を切ったり、火も使うことができるようになります。まずはステーキナイフでバナナやふかし芋を切る練習からはじめて刃物の扱い方を覚えさせましょう。実際に包丁を使うときは子どもの手のサイズに合った包丁を揃えて。使いやすい道具で「やってみたい!」「できた!」という気持ちを満たして。

Q21

家庭菜園におすすめの野菜を教えてください!

Answer

家庭菜園は身近に野菜を感じられ、苦手な野菜に興味を持つきっかけになります。野菜の種類によっては虫がついてしまったり、全然実らなかったり育てるのが難しいものもありますが、個人的に育てやすかったのはミニトマトとピーマンです。苦いピーマンは虫も嫌がるのでしょうか?毎年5月になると園芸ショップにさまざまな野菜の苗が並びはじめるので、ぜひ子どもと一緒に選んでみましょう。水をあげて、花が咲いて、実がなって、収穫する。枯れてしまったり実がならなくても学べることがたくさん詰まっています。

Q22

牛乳を飲んでくれません⋯

Answer

わが家の上の子も牛乳を好んで飲みません。あかちゃんのころはミルクしか飲んでいなかったのに不思議ですよね(笑)。味や匂いが苦手な場合はココアやきな粉、いちご、バナナを混ぜて飲ませるのもひとつ。それでも嫌がるときは無理に飲ませず、ホットケーキやカレーなどの料理に混ぜたり、ヨーグルトやチーズでカルシウムの補給を意識しましょう。

Q23

お箸を上手に持てません⋯
どうやって教えたらいい?

Answer

箸の練習をはじめるタイミングは、スプーンを鉛筆握りで持っている、じゃんけんのチョキができる、オーケーサインをつくれるなど指を自由に動かせているかどうかで見極めましょう。大人が横並びで持ち方を見せたり、間違っていても無理に教え込まず、とがめず、本人のやる気を引き出すことが大切です。わが家の場合、3歳児はほぼお箸を使い、5歳児はお箸とフォークを半分くらいの割合で使っており個人差があるので焦らず、子どものペースに合わせて進めましょう。間違った持ち方を覚えてしまうと成長とともに修正が難しくなるので、マナーのひとつとして幼児期から正しい持ち方を身につけさせて。

Q24

いつも食べる量が少なく成長が心配です

Answer

生まれつき食が細い場合や、大人の期待する量に対して少ないと判断していることがあります。食べる量ではなく、成長曲線に沿って元気に機嫌よく、運動量があればその子なりの必要量を満たしていると言えます。少食な子にははじめから少なく盛り付け「これだけ食べたら大丈夫!」と心の不安を取り除いてあげましょう。食が進めばおかわりすることもあり、食べる意欲がわき自信につながりますよ。

Q25

わざとコップの水をこぼしたり、ごはんを手で
ぐちゃぐちゃしたり⋯遊び食べが激しいのですが⋯

Answer

「遊び食べ」は、身体を自由に動かせるようになり、いろいろなことに興味を持ちはじめたという成長のあらわれ。食べものや食器にふれ、自分の手で確認して目で食べものの大きさやカタチを学び、手でさわってかたさや温度を確かめ、この先一人で上手に食べられるようになるための準備をしています。しかしながら納豆やカレーをぐちゃぐちゃされると悲劇なので「遊び食べ」がはじまったら卵焼きやゆで野菜など小さな手でつかみやすく、こぼしてもあまり汚れないものを食卓に出すのがおすすめです。何より遊び食べにはブームがあります。ある一定時期を過ぎるとしなくなるので、「遊び食べ」=「成長の大切な過程」と大きな心で見守りましょう。

Q26

お餅はいくつから食べられますか?

Answer

噛む力がしっかりとしている、「よく噛んでね」と大人の声かけに対して理解できているかどうかが目安です。もちもちの食感は、噛み切ることが難しいので、小さく切って与え、食べている間は必ず見守ることを忘れないようにしてください。お餅は1〜1.5cm角にカットして、お雑煮にしたりあんこやきな粉を添えると子どもも食べやすく、おやつとしてもおすすめです。

Q27

高熱で食欲がないとき、おすすめの食事は何ですか?

Answer

発熱したときは食べ物を受けつけないことが多いのでまずは水分補給を。イオン飲料やジュースは糖分過剰になりすぎるので、気になるときは薄めるか乳幼児向け製品を選んでください。食事も水分の多いおかゆや雑炊、野菜と一緒に柔らかくゆでたうどん、すりおろしたりんごなどを与えましょう。アイスクリームやゼリー飲料もおすすめ。子どもはほんとうに急に熱を出すので、わが家では常にストックしています。(解熱剤も!)

Q28

レストランに連れていくと、じっとしていられない

Answer

すぐに立ち歩いたり、椅子の上に立ったり、カトラリーをガチャガチャしたり⋯いつもと違う環境にいることで興奮していると考えられます。人の動きや音などの刺激が気になりじっとしていられないのかもしれません。静かに待っていられる遊びやお気に入りのおもちゃを持参して子どもの相手をしましょう。それでも子どもが落ち着かないときは、大人もできるだけ食事を早めに切り上げるようにします。食事をゆっくり楽しみたいときは子ども向けに工夫されているお店やキッズスペースがある飲食店を選ぶのも手です。

Q29

ピーナッツやナッツはいくつから食べられますか?

Answer

ピーナッツ(落花生)やアーモンド、カシューナッツなどのナッツ類は近年アレルギー反応の多い傾向にあります。また、まるごと飲み込んでしまうと喉につまり危険なので注意が必要です。ピーナッツペーストやピーナッツバターは1歳半ごろを目安に少量を与えて。ミックスナッツなどは誤飲の可能性もあるので咀嚼力が未熟な4〜5歳以下には与えないようにしましょう。

Q30

「ラーメンつくって〜」とねだられたのに、
食卓に出すと食べない⋯しかもよくある⋯

Answer

その理由は、お腹が空いているのでもなく、ラーメンを食べたいのでもなく、ママとふれあいたいのだと思います。大好きなママと少しでも一緒に過ごしたい子どもの気持ちがそんな行動にあらわれている可能性大です。そんなときは家事の手をとめ、子どもと話したり、スキンシップをとったりする時間を3分でも5分でもつくって、まずはお腹ではなく心を満たしてあげてくださいね。

以上2カ月にわたって30の質問にこたえてみました。共感できる悩みはありましたか?子育てや幼児食の悩みは尽きることがなく悩みも家庭それぞれなので、ひとつでも参考になったQ&Aがあったらうれしく思います。

今年もkids-foodictionaryにお付き合いいただきありがとうございました。
どうぞ良よいお年をお迎えください。

次回は2026年3月公開予定です。

Profile

すだもえ
ライター、上級幼児食インストラクター。Webマガジンの執筆、食育ツールの企画編集をはじめ、料理・パン教室講師、フードコーディネーター経験をいかし食の分野を中心に活動。2児の母。日々子どもの食事づくりに奮闘中。
Instagram: @kids_foodictionay

NEW RELEASES新着アイテム