新しい年がはじまり、何か目標を立てたり、新しいことに挑戦する方も多いのではないでしょうか?今回のテーマは「生活リズム」。朝食、昼食、おやつ、夕食をおいしく食べるためにも、幼児期のうちに生活リズムをととのえておくことが大切です。いつもの生活、この機会に見直してみませんか?
「幼児食」は大人の食事へ移行するための大切なステップ。食事の内容だけではなく、朝食、昼食、夕食、おやつを決まった時間に食べることで、自然と起床、睡眠、遊びの時間がととのい規則正しい生活リズムが身につきます。年末年始休みの間は少々ゆるりだらりとしていたわが家ですが、新しい年がはじまり、「21時までには寝室へ」「20時以降はテレビを観ない」など子どもたちといくつか約束ごとを決めて(なるべく)規則正しい生活をするように心がけています。
幼児期の理想の生活リズムは、朝食は7時、昼食は12時、夕食は18時、おやつは15時前後が目安。起床は7時まで、就寝は21時までにといったところですが…安心してください!わが家も毎日がきっちりこの通りというわけではありません。7時に起こすこともあれば、観ているテレビ番組や遊びのキリが悪くお風呂が20時を過ぎることもあります。「21時までには寝かせる習慣を!」と書いておきながらも、体力有り余る子どもたちは21時でも元気いっぱい!母はヘトヘト…(苦笑)。なので、わが家は「21時消灯」というルールにして、それ以降は暗い寝室で寝転がりながら過ごしています。
パパやママの帰宅が遅くなり、食事の時間が遅くなることがあると思いますが、それに合わせてしまうと夜型の生活リズムになってしまい、寝るのが遅く朝食の欠食にもつながるので幼児期の食事は遅くとも20時までに済ませるようにしてください。家族みんなで食卓を囲むのが理想ではありますが、朝食や週末など時間を合わせやすいときに楽しんでくださいね。
食事をおいしく食べるための鍵となるのが「おやつ」。おやつはお菓子ではなく「第4の食事」であり、3回の食事で摂りきれない栄養を補うもの。100kcalを目安に15時ごろに与え、ダラダラ食べさせず夕食までの時間は3時間程度あけるようにしましょう!と言いながら…17時過ぎにお腹を空かせて帰ってくる子どもたちの第一声は「なにかたべたい!」。“なにか”ではなくもちろん“おやつ”なのですが(笑)。ここで夕食までのつなぎにおやつを与えるか否か、悩んでいるのは私だけではないはず。わが家では、そんな子どもたちの思いに応えるべく、冷蔵庫にちくわ、チーズ、ミニトマト、きゅうり、魚肉ソーセージなどを常備しておき、まずは「どれにする?」と提案しています。「おさかなのソーセージにする!」「トマトたべる〜!」というときもあれば「ちがうよ!ポテチがたべたいんだよ!」とお菓子をねだる場合もあります。そんなときはどうするか? 「ダメ!」ばかりでは楽しみがなくなってしまうので、「明日のおやつにしようね」と伝えてみたり、それでもゴネるときは「夜ごはんはちゃんと食べてね」と約束したうえで、ポテトチップスなら2〜3枚、ポップコーンなら3粒など夕食に支障をきたさず、心を満たす極少量を与えています(そうすると夕食まで機嫌よく過ごしてくれるので!)。毎日ではクセになるので「今日だけ特別ね!」のひとことをお忘れなく!良い例とは言い難いですし、家庭によって考え方はそれぞれなので、参考までに…。
毎日きっちり正しく生活するのは難しいので、前後30〜60分はOKとするなどあまり型にはめ過ぎず、休日やお友だちが遊びに来たとき、旅先などでは「楽しいこと」を優先したいものです。理想の生活リズムをベースにしながら、それぞれの家庭に合うタイムスケジュールをつくってみてくださいね。
25時間の周期で睡眠や体温、血圧、ホルモンの分泌などのリズムを刻んでいるからだの機能。一日24時間のズレを調整する必要があり、朝日を浴び、朝食をとることで体内時計がリセットされ、一日の生活リズムがととのう。
次回は2月27日(木)公開予定です。